東京電機大学 東京千住キャンパス

東京電機大学が、創立100周年記念の中核事業として平成24年4月に開設した東京千住キャンパス計画である。技術革新を見据えた次世代型のキャンパスであるだけでなく、北千住駅東口地区の将来のまちづくりの核となる事が期待されている。そのため、キャンパス全体を緑豊かで開放的なランドスケープとして計画し、大学とまちのコミュニケーションの形成を担う地域・社会交流連携施設及びそのパブリックスペースを、キャンパスプラザを囲む低層部に「アゴラ」として展開している。同時に、キャンパスにおいて、「集まる」ことの豊かさだけでなく、南イタリアの中世都市広場に見られる公共空間の様な、駅前広場に面する「ロッジア」等による「ひとり」であることの楽しさを体験し得る場も計画している。外観は、大学の様々な用途構成を感じさせる多彩で都市的な表情とし、中高層部のセラミック印刷されたガラスと普通ガラスが基調となり、低層部の木、金属板、コンクリートの構成により親しみを感じさせるヒューマンスケールな近景の創出を目指している。一方、先進的な技術にも意欲的に取り組んでおり、中高層部の東西面のガラスカーテンウォールの外皮負荷軽減を実現する大学建築初の高効率エアフローウィンドウなどは、そのひとつの事例である。

所在地: 東京都 足立区 
完成年: 2012
用途: 学校(大学), 集会場, 事務室, 図書館
主要構造: [1号館]鉄骨造,一部鉄骨鉄筋コンクリート造,鉄筋コンクリート造 免震構造 [2号館]鉄骨造,一部鉄骨鉄筋コンクリート造,鉄筋コンクリート造 [3号館]鉄骨造,一部鉄筋コンクリート造 [4号館]鉄骨造,一部鉄骨鉄筋コンクリート造,鉄筋コンクリート造 [ブリッジ]鉄筋コンクリート造,一部プレキャストコンクリート造
階数: [1号館]地下1階 地上14階 [2号館]地下1階 地上10階 [3号館]地上5階 [4号館]地上10階
敷地面積: 19,960.93m²
建築面積: 11,136.13m²
延床面積: 72,758.14m²
構造設計: 日建設計
設備設計: 日建設計
■ URL
http://atom.dendai.ac.jp/
■ Notes
ランドスケープ:オンサイト計画設計事務所
ライティングデザイン:サワダライティングデザイン&アナリシス
音響設計:永田音響設計
■ 掲載誌
新建築:2012.7
■ Awards / Competition
BCS賞(2013), 照明デザイン賞(2013), サスティナブル建築賞・国土交通大臣賞受賞(2014)
1等 招待プロポーザル (2008)