既存の緑と地形を活かした計画であるが、創り出された新しいランドスケープは周囲の自然に対して際立った場所性を獲得し、多様な施設群からなるキャンパスに一体感を与えている。キャンパス計画の中心となるのが教室棟と教務棟の建築群と、それらを包絡する中間領域として提案された共有スペース、人工地盤(Lawn)とその下に広がるAgoraである。Lawn及びAgoraは空間的な閾の役割を担うとともに、学生と先生が集いインフォーマルに交流できる場所を提供している。事務棟、文化施設、立体駐車場及び体育館といったサポート施設はキャンパス外周部に分散され、Lawn/Agoraとはブリッジにより接続されている。
所在地: | シンガポール ウッドランド |
完成年: | 2007 |
用途: | 学校(ポリテクニック), 図書館, 体育 |
主要構造: | 鉄筋コンクリート造, 一部鉄骨造 |
階数: | 地下1階 地上11階 |
敷地面積: | 200,000m² |
建築面積: | 70,000m² |
延床面積: | 210,000m² |
設計協力: | DP Architects Pte Ltd |
構造設計: | Meinhardt (Singapore) Pte. Ltd. |
設備設計: | Beca Carter Hollings & Ferner (S.E.Asia) Pte. Ltd. |