清水港に面する清水駅東地区のまちづくりの核であるこの文化会館は、ウォーターフロントの都市景観における新しいランドマークとなる。富士山と港を望む開放的なガラスのホワイエ空間に、大・小二つのホールが包み込まれており、その透明性の高い外観によって、市民に開かれた芸術文化活動の場を象徴している。
大ホールは客席数約1500席のシューボックス型の音楽ホールであり、さらに演劇やオペラ上演もできる劇場として、本格的な機能と性能を備えた多目的ホールである。小ホールは音楽から演劇まで幅広く利用される約300席の親近感のあるホールで、市民の文化活動から、さらにプロの演劇公演にも対応できる。