2011年3月の未曽有の大地震によって甚大な被害を受けた名取市に、ドイツのラインハルト・アンド・ソンヤ・エルンスト財団から、被災された方々にとって互いに交流できる安らぎの場となり、復興の一助となるようなコミュニティー施設が寄贈されることとなった。
名取市文化会館の南の庭に建てられる木造平屋のこのコミュニティー施設には、子供からお年寄りまで年齢を問わず自由に利用し楽しむことができるように、多目的室・相談室・遊戯室・和室などが設けられている。
二つの大屋根の下に小さな空間が入れ子状に配置され、内部及び外部の多様なスケールの空間がつくられるよう計画されている。
この施設が多くの利用者に親しまれ、復興のシンボルとなることが期待されている。
所在地: | 宮城県 名取市 |
完成年: | 2012 |
用途: | 集会場 (多目的室・相談室) |
主要構造: | 木造 |
階数: | 地上1階 |
敷地面積: | 27,550m² |
建築面積: | 428m² |
延床面積: | 234m² |
構造設計: | 腰原幹雄, KAP |
設備設計: | 総合設備計画 |